春、それは始まりを予感させる季節。
中学2年生になったばかりの咲峰美花は、転校生の黒崎ゆかりと出会う。
純真で何事も楽しむ美花、孤高で人を寄せ付けないゆかり。
まるで正反対の2人は、最初衝突することもあったが
美花の純粋で屈託ない心がゆかりの心を溶かし、2人は友達になっていく。

そんなある日、突如として襲い来る謎の怪物──ネガディス。
ネガディスの蹂躙により、世界から個性という名の色が失われる中。
それを追ってやってくる、色の妖精カララ。
そして、ネガディスに屈しないふたりから、心の輝きを感じ取る。

美花には、何色にもなれる『可能性』の色である『白』を。
ゆかりには、何色にも染まらない『強さ』の色の『黒』を。

カララに導かれた2人はイロナスへと変身を遂げる。
そして、イロナスの力を授かった美花とゆかりは、
『個性』という名の色を彩り、
見事ネガディスと化した人を元の姿に戻すのだった。

こうして、人々の失った心の色を取り戻す
『イロナス』のミカとルーシーとしての日々が始まった。